2021年08月31日(火) 18:00
前走は13人気からの勝利だったレイハリアがGIIIも制し4連勝を飾った(撮影:高橋正和)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、サマースプリントシリーズの第5戦キーンランドCを取りあげます。3歳牝馬と8歳馬が好走した一筋縄でいかない一戦を、はたしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、「展開指数」のらん氏です。まずは3番人気優勝のレイハリアを「このレースの最大の注目馬と言ってもいいだろう」と本命に推します。3連勝中の上がり馬というのみならず、「前走は人気薄ながら道中2番手で積極的に運ぶと、直線もしぶとく粘って後続の追い上げを振り切った」内容を高く評価します。「先週の札幌記念のソダシをはじめ、今年の3歳牝馬のレベルはかなり高い」と世代自体のレベルが高いとジャッジし、「ここで勝ち負けするようだと、秋のスプリンターズS挑戦も現実味を帯びてくる」と期待したのです。
一方、対抗には7番人気2着のエイティーンガールを、「前走を叩いて気配一変」と指名します。「一度使ったことで動きにキレが出てきた」ならば、「昨年のこのレースを勝ち、今年の高松宮記念を上がり最速で0.4秒差に善戦した力はここでは上位」と読み切ったのです。
もうひとりは、“次代を担う競馬予想界の新星”キムラヨウヘイ氏です。こちらは一転、9番人気3着のセイウンコウセイに敢然と本命を打ちます。11戦連続で馬券圏内のなかった8歳馬を、近走は「GIレースで相手関係が手強かった」か「重賞で展開不利orバイアス不利を受けた」レースばかりと分析。
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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