【菊花賞回顧】展開派・血統派がそれぞれの強みを活かしたアプローチで攻略!

2021年10月26日(火) 18:00 2

予想の頭脳

菊花賞で圧巻の逃げ切りを果たしたタイトルホルダー

『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、三冠最終戦の菊花賞を取りあげます。すべての馬が初距離となる一戦を、はたしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!

 最初に紹介するのは、展開派の超新星・工藤ピン氏です。本命は、逃げて5馬身差の圧勝だった4人気のタイトルホルダーでした。「皐月賞で見せた(12.3-12.4-12.8 )と落ち幅の少ないラップの刻み方からも、直線が短い阪神内回りの舞台はむしろプラスになる」と看破。前走のセントライト記念13着大敗も「結果的に直線どん詰まりで度外視できる一戦」と判断し、「人気馬が外を回らされる形になれば、前々から運ぶ同馬が押し切りも十分ある」と強く推したのです。馬券は、単勝・馬連・3連複・3連単と重ねて的中させ、10万円超の払戻金を獲得しました。予想結果はこちら
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 もうひとりは、血統予想のスペシャリスト・栗山求氏です。こちらの本命は、6人気3着の牝馬ディヴァインラヴでした。牝馬苦戦のレースですが、「たとえば昨年のジャパンC(GI)は牝馬が1、3、4着、有馬記念(GI)は1、2、4着。昨今の中長距離のビッグレースは牝馬が大活躍しており、時代は確実に変わってきている」と俯瞰し、「昔のように牝馬だからといって割り引いて考える必要はない」と説きます。

 また、ディヴァインラヴの「エピファネイア×ディープインパクト」という血統にも注目。「この組み合わせは昨年の2着馬アリストテレスと同じで、芝2500m以上では15戦して[6-1-1-7]、連対率46.7%と驚異的な成績を挙げている」と長距離適性の高さを強調しました。

 すると、おなじく「エピファネイア×ディープインパクト」という配合の○オーソクレースも2着に入る、血統派の凄みを感じさせる結果になったのです。そして馬券も、3連単795.6倍を的中させています。予想結果はこちら
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ウマい予想家

高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券

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