2021年11月28日(日) 18:00 31
チャンピオンズCは急坂つきのダ1800だから、ヌレイエフ(チュウワウィザード、クリソベリル、ゴールドドリーム、サンビスタ、インティ、アウォーディー、コパノリッキー)とロベルト(チュウワウィザード、ルヴァンスレーヴ、テイエムジンソク、サンライズソア、コパノリッキー)の血を引く馬たちがよく走っているのは順当。今年中京ダ1800で行われた平安Sに勝ったオーヴェルニュも、スマートファルコン×タニノギムレットだからヌレイエフとロベルトをもつ。
一方、近5年で6人気以下で馬券に絡んだ馬は6頭いるが、うちゴールドドリームとサウンドトゥルーとアスカノロマンはデピュティミニスターの血を引き、ウェスタールンドはデピュティミニスターの父ヴァイスリージェントの血を引いていた。このラインの血にも注意が必要。(解説:望田潤)
アナザートゥルース
サウンドトゥルーやルールソヴァールの半弟で、ホウオウトゥルースの全兄。母母キョウエイヨシノはJRA4勝。父アイルハヴアナザーは北米二冠馬でオメガレインボーやマイネルサーパスなどの父。アイルハヴアナザー産駒らしいダートの中距離馬で、馬群に入らずスンナリ運べればしぶとい。逃げたときは[3-0-2-0]と凡走なし。みやこSはブリンカーが効いたか出脚よく3着に逃げ粘った。外枠なら東海Sのように好位差しもできるが。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
インティ
フォレストキャットの半兄で、母キティはJRA4勝(ダ1700~1800)。フロリダダービー2着ブルーバーナーなどが出る牝系。父ケイムホームはタガノトネールやヒザクリゲなどを出すスピード型。ゴーンウエストとアフリートとストームキャットのスピードを活かした配合で手先は軽いが、・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo