2021年12月05日(日) 18:00 12
19年と18年はコパノキッキング、17年はディオスコリダー、16年はノボバカラと、デピュティミニスターの血を引く馬が4連勝。20年の勝ち馬ジャスティンはデピュティミニスターをもたないが、クビ差2着レッドルゼルは母父がフレンチデピュティだ。ちなみに取り上げた5頭でデピュティミニスターをもつのはリュウノユキナ(母父クロフネ)だけ。ノーザンテーストをもつ馬(ジャスティン、キタサンミカヅキ、ブルドッグボス、ダンシングプリンス)の好走も目立つ。(解説:望田潤)
ダンシングプリンス
プリンセスメモリー(父スウェプトオーヴァーボード)の3/4弟で、デュランダルやサイキョウサンデーの甥。父パドトロワは芝短距離重賞を3勝しスプリンターズS2着。父系も牝系も短距離で1200ではまだ底を見せていないが、母方のリファール+ハイペリオンの粘着力も受け継ぎスピードだけの淡白なタイプではない。芝も走れそうなタイプだけに、ダートなら脚抜きのいい馬場のほうがベター、スピードが活きる。ちなみにダ重不は[3-0-0-0]。
距離◎ スピード◎ 底力◎ コース○
メイショウテンスイ
メイショウツガルの甥で、メイショウゾンビやメイショウカルドなども近親。さかのぼるとカラヴァッジオやサトノゴールドなどが出る牝系だ。ダンカーク×ゼンノロブロイで・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo