2021年12月07日(火) 18:00 9
JBCクラシックからの巻き返しに成功したテーオーケインズ(C)netkeiba.com
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、秋のダート競馬の頂点、チャンピオンズCを取りあげます。1番人気が勝つも、3着の14番人気が残った波乱の一戦を、はたしてどんなアプローチで攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
今回紹介するのは、「勝ち続ける3連単馬券術」の使い手であるキノピー氏です。
まずは、1番人気優勝のテーオーケインズをきっちりと本命に指名しました。前走4着だったJBCクラシックについては、「スタート出遅れてスムーズに流れに乗れなかった」「加えて休み明けだったことと、地方の重い良馬場ダートで、これまで見せたような走りができなかった」と分析。しかし今回は、「前走からの上積み必至で、金沢から中京へのコース替わりも歓迎」と巻き返しの可能性を読み切ったのです。さらに対抗には、「展開問わず高いレベルで安定したパフォーマンスを発揮」している3番人気2着のチュウワウィザードを推しました。
そして注目は、残り3頭しか印をまわしていない馬のなかに、14番人気3着のアナザートゥルースをくわえていたことでしょう。前走のみやこS3着を「積極策から見せ場十分の内容」と評価していたのです。しかも、前走は10番人気での逃げ残りだったため、相手強化されて連続好走に期待しにくい状況でしたが、「絶対ハナというタイプでもないので、道中リズム良く運べさえすれば」と一発の可能性を見逃しませんでした。
馬券は、本命対抗の馬連6.1倍を2,500円購入して保険を掛けつつ、得意の3連単で勝負をかけます。すると、526.6倍を600円的中!
33万円超の払戻金を獲得したのです。
ちなみに、人気の一角のソダシについては、「血統背景からダートはこなせて良い血筋だが、初ダートでこの相手に上位人気の想定」「不安の方が大きく妙味もない」と見送りを宣言。完全に買い目から外していた点も見事でした。
予想結果はこちら。