【阪神JF予想】当たりはずれが大きく評価が難しいファンタジーS組

2021年12月10日(金) 18:00

ウォーターナビレラは1600mを経験しているぶん安心感はあるが…

 3連勝のウォーターナビレラが人気になりそうだ。ファンタジーS組というのは当たりはずれが大きくて正直評価が難しいのだが、この馬はサフラン賞で1600mを経験しているぶん安心感はある。問題があるとしたらここまで前での競馬だけをしてきたことで、差し馬向きの流れになったり自身が思いのほか後ろになった場合の不安はある。ただそれは他の先行組にも言えることだし、そこを克服すれば一気に桜花賞まで見通せるようになる。

 差すタイプなら今度は届ききるのかという不安も出てくるわけで、サークルオブライフはアルテミスSの再現ができるかどうか。もともとスタミナの余裕はありそうなので、消耗戦から前が崩れてくる形なら良さそう。ただ単純な前残りや、初手で良い位置を取れた馬がそれなりにキレた場合はその馬に届かないこともありうる。

 アルテミスS2着のベルクレスタは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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