2022年01月11日(火) 18:00 21
シンザン記念で優勝したマテンロウオリオン(C)netkeiba.com
最近15年間のシンザン記念で好走した5頭の牝馬が、4月の桜花賞を制しているマイル重賞とあって、ルメール騎手が「グランアレグリア級」と絶賛した牝馬ラスール(父キタサンブラック)が人気の中心になったのは、当然のことだった。
ただ、今回がまだ2戦目。2016年の桜花賞馬ジュエラーはこのシンザン記念では負けている。2011年の桜花賞馬マルセリーナもシンザン記念は負けていた。ともにキャリア不足の2戦目だった。2019年の桜花賞馬グランアレグリアも、桜花賞まで無敗だったわけではない。注目のラスールは、経験不足、初遠征、スタートの悪さが大きな死角として露呈してしまった。
新馬戦もスタート一歩だったラスールは、今回は落ち着いてはいたが、・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。