2022年01月11日(火) 18:00
調教の良さを勝利に結びつけたレッドガラン(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回は、年明け最初の重賞である中山金杯を取りあげます。1年の計を占う重要な一戦を、はたして、どんなアプローチによって攻略したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、“調教捜査官”井内利彰氏です。
過去6年で4勝を挙げている「標準多め」の調教タイプに照準を絞りると「年末年始の変則日程を挟む重賞ということで、調教量が豊富であることが最適な調教適性ということになる」という見解を示します。
そこで本命に推したのが、4番人気優勝のレッドガランでした。「標準多め併用」ということに加え、「12月31日のCWでの併せ馬では素晴らしい先着の動き」をみせてるなど、年末年始にメリハリのある調教ができていたことを高く評価したのです。
一方、対抗には「標準多め坂路主体」の調教だった7番人気2着のスカーフェイスを抜擢。見事に◎→○での会心の的中となりました。そして馬券は、単勝・複勝・馬連・3連複すべてを捉えて、7万円超の払戻金獲得となったのです。
つづいては、“馬体派記者”の若原隆宏氏です。こちらは、人気薄好走のスカーフェイスを本命に指名しました。
31日の栗東CWの調教を「前半身のしっかり沈んだ素軽い動き」と評価すると、「状態がもう一段向上」とジャッジしたのです。
しかも、「格上挑戦の七夕賞ではまったく抵抗できず力負けだったが、オープン入りしてから重賞挑戦のチャレンジCでは終いの反応が鋭くなって地力強化を示した」と、前走の5着敗退からの前進を読み切りました。
馬券は、すべて◎スカーフェイスを軸に購入すると、馬連126.4倍を1000円と厚めの的中。12万円超の払戻金を手中に収めることに成功しました。
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高回収率をたたき出す馬券のプロたちは、どのような視点で重賞レースにアプローチをしているのか。先週の重賞レースから予想家たちの頭脳を紐解くコラム。 関連サイト:ウマい馬券
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