2022年01月25日(火) 18:02
ライラックを労うミルコ騎手(撮影:下野雄規)
1/10に中山競馬場で行われたフェアリーSで、早くも2022年重賞初勝利を決めたミルコ騎手。パートナーは期待の3歳馬ライラックです。直線で「これはスゴイ! 楽勝です!」と思わせたライラックの強さを、ミルコ騎手が改めて熱弁します。
(取材・構成=森カオル)
──1月10日のフェアリーS(GIII・中山芝1600m)では、期待の3歳馬ライラックとのコンビで早くも2022年重賞初勝利を決めました。それにしても、直線はすごい脚でしたね。
ミルコ いやぁ、よかったですね。本当にいい脚を使ってくれました。新馬戦を勝った時点で「すごい能力!」と思っていて、かなり期待していました。だから、前走(京都2歳S8着)で負けてしまったのはすごくショックだったし、とっても悔しかった。
──「めっちゃ悔しい…」と落ち込んでいましたよね。
ミルコ そうです。だから、今回勝つことができて本当にうれしかった。
──前走の敗因として馬体減(マイナス10キロ)に言及していましたが、今回のフェアリーSでも4キロ減。デビュー戦から14キロ減っているわけですが、状態に関してはどんな印象を受けましたか?
ミルコ また体重が減っていたので、僕はちょっと心配だったけど、「ご飯はいっぱい食べてるよ」と聞いていたので信じていました。乗った瞬間もいい雰囲気だったし、返し馬でもとっても落ち着いていて。
──中間の調教は、おもに石川裕紀人騎手が騎乗。状態について、石川騎手から何か聞いていましたか?
ミルコ 「やっぱり走る! いい状態です」って教えてくれました。その通りだったね。返し馬ではメンコを着けていて、ゲートの裏で取るのかなと思っていたら、今回は取らずに、そのまま競馬にいきました。
──その効果は?・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
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