2022年02月18日(金) 18:00
今年のフェブラリーSは本当に難しい。1番人気はカフェファラオだろうが、5、9、11着のあとにまだ1番人気というのは馬券的には歓迎できない。ただ、成績が示すように東京ダート1600mには滅法強いし、来るときは1着で来る馬。昨年内枠にもかかわらず勝っている点も評価できる。消す人がいてもおかしくない一方で、アタマで買ってもおかしくないという馬だ。
タイトルホルダーということではレッドルゼルも上位人気になりそう。距離は正直微妙なところだが、今年は地方のダートの方がベターという馬が多く、そのぶん昨年より相手関係的に楽かもしれない。昨年のレースも悪くはなかったので、そこからの一歩前進を期待したい。
ソダシは芝スタートでワンターンという点を生かしたい。チャンピオンズカップの前半を見るとダートがこなせないわけではないと思うが、捕まるときがあっけなかった。距離の問題があるとしてもそれだけでは説明できない。デキやメンタルの問題があるとしたら、中10週は立て直すのに少し時間が不足しているようにも思える。
ソリストサンダーは武蔵野Sの勝ち馬でもあるし、前走で人気を裏切ったとしてもコース替わりである程度買われそう。ただ、根岸Sと東海Sからここというローテは・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。
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