大波乱の京都記念 ユーバーレーベンの5着に「あの馬は脚をタメてこそ」

2022年02月22日(火) 18:02

「Road to No.1」

▲今年初戦は5着も間違いなく勝つ力はあるとミルコ騎手(撮影:下野雄規)

2/13に行われた京都記念。ミルコ騎手が騎乗したユーバーレーベンは、昨年のオークス以来の勝ち星を狙いましたが、結果は5着。勝ったのは、12番人気のアフリカンゴールドでした。

勝ち馬の逃げ切りという展開は、ユーバーレーベンにとっては望ましいものではありませんでしたが、「間違いなく勝つ力はある」とミルコ騎手。改めてレースを振り返ります。

(取材・構成=森カオル)

展開を見越して前々での競馬を選択するも…

──ユーバーレーベンの今年初戦は5着(2月13日・阪神11R・京都記念)。

ミルコ ああ、ちょっと残念だった…。でも、状態はとってもよかったです。先生や(調教で騎乗している)津村くんからも「状態はとってもいいから」と聞いていて、それは返し馬にいって僕もすぐに感じました。

──今回はこれまでとは違い、前々での競馬を選択しましたね。

ミルコ 2200mの内回りで、しかもハナに行く馬は1頭しかいなかったでしょ? だから、「もしかしたら、めっちゃ遅いペースになるかもしれないね」って先生と話してました。内回りでめっちゃスローになって、ヨーイドンの瞬発力勝負になったら、後ろから差すのは難しい。だから今回は少し前に行って。折り合いは全然問題なかったんだけどね、やっぱりちょっと気難しいところがありますね。

──レース後、「プレッシャーがきつかった」とおっしゃっていました。・・・

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ミルコ・デムーロ

1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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