2022年02月22日(火) 18:01 72
約30年前からのファンという方から、「ボーブランメル、タマビッグホープとの思い出を教えてください」というメッセージが届きました。タマビッグホープでの勝利といえば、ワールドスーパージョッキーズシリーズが舞台でしたが、その舞台裏では、JRAのある若手騎手が懇切丁寧にアドバイスをくれたり、表彰式では小牧騎手らしいハプニングがあったり…。当時に思いを馳せながら、貴重なエピソードを明かしてくれました。(取材・文:不破由妃子)
※このインタビューは電話取材で実施しました。
──先週は、サワーホマレーと同じ馬主さん(伊藤永二郎氏)のドゥラメンテ産駒、バイラプリンセッサがデビューしましたね(2月19日・阪神5R・3歳新馬・ダ1800m・13番人気14着)。
小牧 うん。まだちょっと厳しかったねぇ。
──ゲートが開いた瞬間、固まっていたような…。
小牧 そうねぇ。ずーっと追い通しで、最後は人間が苦しくなったわ(苦笑)。いったん放牧に出るやろうから、まぁ帰ってきてからやな。体もまだまだやし、実が入っていない感じやから。
──ダートでのデビューとなりましたが、そのあたりの判断は?
小牧 まだなんともいえんね。スピードに乗れていないから。追い切りの時計も詰まってこないし、・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。