【中山記念予想】先行タイプの強いレースがゆえに…

2022年02月25日(金) 18:00

位置取りによっては勝ち切れずといった結末も意識しておきたい

 今年は明らかな格上タイプがおらず、それだけにダノンザキッドが人気を集めそうだ。

 GIで上位争いをする馬だけに、能力の絶対値は他馬よりかなり高い。距離も1800mへの延長程度は問題にはならないはず。ただ今回は外枠だし、ここ2走は差しに回っている。中山記念は先行タイプの強いレースだし、好走するも勝ち切れずといった結末は意識しておきたい。

 アドマイヤハダルは前走でやっと本来の姿を取り戻してきた。ロードカナロア産駒だが走ってきた内容を考えると距離短縮は少しだけリスクかもしれない。こちらも距離そのものというよりは位置取りの問題で、前々走くらいのポジションを取りたいところだ。

 パンサラッサは逃げたいところだが、今回はトーラスジェミニがいて向こうのほうが内枠。互いに番手の競馬も全くできないわけではないので折り合えるかがポイント。やり合ってしまうと・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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