2022年03月01日(火) 18:05 119
▲藤沢厩舎とミルコ騎手のコンビといえばロサギガンティア。なんでも“特別な存在”だそうで…(C)netkeiba.com
2022年2月末をもって惜しまれつつも定年を迎えた藤沢和雄調教師。「先生はとっても優しくて、いつも“ミルコさーん!”て声を掛けてくれて…」と、名伯楽の引退にミルコ騎手も寂しそうです。
藤沢厩舎とミルコ騎手のコンビといえば、ロサギガンティア。スプリングS、阪神Cを勝利しました。なんでもロサギガンティアは“特別な存在”だそうで……深い縁を感じるエピソードを明かします。
(取材・構成=森カオル)
ミルコ スパングルドスターには何度も乗せてもらって、この前はキタノインパクトでも勝つことができました。藤沢先生……すごい調教師さんでしたね。短期免許が始まった頃からオリビエ・ペリエを乗せて、そのあとも外国人ジョッキーにたくさんチャンスをくれました。先生はとっても優しくて、いつも「ミルコさーん!」て声を掛けてくれて。それほどたくさんは乗っていないけど、毎年けっこう話す機会はありました。
▲先日もスパングルドスターで勝利したミルコ騎手(撮影:下野雄規)
──質問にもありますが、藤沢厩舎とミルコ騎手のコンビといえば、やはりロサギガンティアが真っ先に思い浮かびます(2014年のスプリングS、2015年の阪神Cなど5戦2勝)。
ミルコ 僕もロサギガンティアは、とーーーっても印象に残ってます。なぜなら、今まで乗った馬のなかで一番気持ちが通じ合った馬だから。
──それは、これまでに乗った藤沢厩舎の馬のなかで、ということですか?・・・
ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。