2022年03月06日(日) 18:00
中山牝馬Sは大型馬が強いレースで、過去5年の連対馬の平均馬体重は481キロ。血統的な傾向としては、過去5年の勝ち馬5頭はいずれもネヴァーベンド≒ボールドリーズンの3/4同血の兄弟の血をもっていた。21年はボールドリーズンの血を引く474キロのランブリングアレーが、20年はネヴァーベントの血を引く496キロのフェアリーポルカが、19年はネヴァーベントとボールドリーズンの血を引く480キロのフロンテアクイーンが勝っている。取り上げた5頭でネヴァーベンド≒ボールドリーズンをもつのは、フェアリーポルカ(前走496キロ)とミスニューヨーク(前走462キロ)。(解説:望田潤)
スマイルカナ
母エーシンクールディはJRA3勝し交流重賞で活躍。叔父のエイシンヒカリとは父ディープインパクトも同じで3/4同血の間柄になる。母父ディストーテッドヒューマーはフォーティナイナー系のスピード型で、モーニンやサトノフェイバーなどの母父。この母父の影響でエイシンヒカリよりもマイラー体型で、先行脚質は同じだが、昨年のターコイズSでは3番手から抜け出したようにハナには拘らない。最近は得意の中山マイルでも結果が出ていないのが…。
距離○ スピード◎ 底力○ コース○
テルツェット
ラヴズオンリーユーやリアルスティールの姪。母母母モネヴァッシアはキングマンボの全妹で、ランプルスティルツキン(欧2歳女王)の母、タペストリー(ヨークシャーオークス)の母母という・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
プロフィール
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