2022年03月06日(日) 18:00
2017年から3月に移行し大阪杯の重要ステップに。中京芝2000というのはペースや展開一つでピッチでもストライドでもこられるコース形態といえるが、21年ギベオン(10人気1着)、デアリングタクト(1人気2着)、20年サトノソルタス(8人気2着)、19年ダノンプレミアム(2人気1着)、18年サトノダイヤモンド(2人気3着)、17年ヤマカツエース(1人気1着)と、毎年ダンジグの血を引く馬が馬券に絡んでいる。急坂を駆け上がるパワーがモノを言っているといえるか。取り上げた5頭でダンジグの血を引くのはジャックドールだけ。(解説:望田潤)
アカイイト
ステキナシャチョウの姪で、母ウアジェトはJRA2勝(芝1600〜1800)。さかのぼるとトムフールの母ガガに辿り着く牝系だが、近親に目立った活躍馬はいない。キズナ×シンボリクリスエスはソングラインと同じ。母系にシアトルスルーやニジンスキーが入るので体型に伸びがあり、母はアウトブリードだから古馬になって密かに着実に成長してもいた。後駆がロベルト的だし、捌きはトムフール的だし、エリ女のように坂コースの捲りが本領とみるべきか。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
サンレイポケット
ワンダフルラッシュの半弟で、アドマイヤデウスやアドマイヤドバイの甥で、牝祖アドマイヤラピスからはアドマイヤフジやアドマイヤコスモスなども出る。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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