2022年03月10日(木) 18:03
▲今回は川田騎手の嗜好についての「Q&A」をお送りします!(撮影:福井麻衣子)
今回も特別企画、ファンの皆様からいただいた質問にお答えします。この質問は「川田騎手2022年オリジナルカレンダープレゼント企画」の際に募集したものです(※応募期間は終了しています)。
非常にたくさんの質問をいただきまして、限りのある中ではありますが、川田騎手には出来るだけたくさんの質問に答えていただきました。Part3の今回は、謎多き川田将雅騎手の嗜好を大放出します!
(取材・構成=不破由妃子)
川田 もちろん違います。ただ、その馬がどういう理由で発汗しているのかにもよりますね。発汗自体は悪いことではなく、暑い時期であれば、発汗しないとむしろ熱中症になってしまいます。
いっぽうで、あまりにも寒い時期に発汗しているのは、テンションが普通ではない証拠。夏場に1頭だけ汗をかいていない、冬場に1頭だけ汗をかいているというケースは明らかに不自然なので、レースでのパフォーマンスにも影響するでしょうね。
川田 意識の差というより、レースの組み立て方が変わってきますね。馬のレベルもジョッキーのレベルも変わりますし、各々の思いも平場とは違うので。周りのレースの仕方が変わるので、こちらも対応する必要があるという感じです。
川田 日本の競走馬は、基本的にゲートのなかで待つことが苦手です。ジーッと待つことができないから、ああやって動きを起こす。もしかしたら、なかには闘志を表している馬もいるのかもしれませんが、僕の経験上でいうと、ゲートのなかで前掻きをして、それがいい状態のサインである馬はほぼいないと解釈してもらっていいと思います。
実際、ゲートのなかで前掻きをする=いい状態という馬は見たことがない。だから、僕は決して闘志の表れとは思いません。狭いところに入れられている状況が嫌いで、しかも、まさに今ゲートが開くという時間だからテンションも上がって、我慢するのが嫌で早くゲートのなかから出たい気持ちが表れた行動だと思ってます。
──ジョッキーが止めさせることはできないんですか?
川田 僕は横に顔を向けさせて意識を逸らしたり、あえてバランスを崩させて止めさせますよ。さまざまなゲートでの事故につながる可能性があるので、ちゃんと対応できていないジョッキーには、対応するように注意することもあります。
川田 その馬自体がどういう馬なのかによって適距離は変わります。体つき、性格、走り方が渾然一体となって適性の差が出てくる。血統と性格だけでは正しく判断できません。
川田 毎日杯の・・・
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川田将雅
1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。
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