2022年03月25日(金) 12:00
先週の阪神大賞典、ディープボンドの勝利となりましたね。
道中のフットワークが軽やかで、弾むようなキャンター。しかもきっちりと折り合いをつけての内容、個人的には追い出しの際の反応にヒヤッとしましたが、レース後のコメントを見ると和田騎手は自信があった様子。
春の天皇賞に向けて楽しみが増しました。
それにしても海外遠征を経験したことで、走りのフォームがこれほどまでに変化するとは…。過去を遡ってもパッと名前が出ず、インパクトがあります。
一方、中山で行われたスプリングSは、ビーアストニッシドが逃げ切る形での勝利に。
当日の内有利の馬場状態&2番手がルメール騎手という点からも、こういった結果になることを想定できていたようにも…。
私はアルナシームに期待をしたのですが…。しかしながら内容的にはスタート&道中の折り合いなど完璧なレース運びをしており、最後に弾けなかったのは馬場もあったのかな? と。
負けはしましたが進歩ある内容でしたし、次はパンパン馬場の方がいいように感じました。
さて今週は、GI・高松宮記念となります。
楽しみなメンバーの集結となりましたね。
距離短縮がプラスと働きそうなのは、グレナディアガーズ。
折り合い面を考えても、この距離の方が鞍上も乗りやすい印象。もともとの持っているポテンシャルの高い馬なだけに、その本質的な能力に頼るという意味でも1200mの方が結果をだしやすい状況に思えます。
そして個人的に楽しみにしていたのが、ダイアトニック。
降着での3着時よりも明らかに馬体面での成長がうかがえます。
もともと体を見せる馬でありながらも、トモが薄く重心が前に落ちている印象でしたが、前走時は上体が起きてたくましさも。
また岩田騎手もレース後「変わってきた。でもこの1戦で、さらに良くなると思う」と話されており、ここを目標にした逆算されての馬作りにも期待がもてます。
また自身が乗らずとも、馬の為にと精魂込めて岩田騎手が調教をしてきたクリノガウディー。左回りはプラスですし「前走を2とすると、今回は7〜8の仕上げになった」と岩田騎手。
一方、レシステンシアにおいては、当日2桁体重増となりそうですが、これは成長分と見てよさそう。1200mでは崩れないと思います。
そして最後に枠から、サリオスも気になりだし…。でも、絞って上記5頭かな…と思います。それでは皆さま、ステキな高松宮記念を。
ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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