2022年04月08日(金) 12:00
高松宮記念に続き、大阪杯も1・2番人気馬が馬券に絡まない結果に…。
特にエフフォーリアにおいては、見せ場なく終わった一戦。
この敗因、これまでとは違う流れもあったのか? はたまた1週前追い切りでの反応の悪さを考えると体調面が整っていなかったのか? それとも当日のパドックで細く映ったところも関係しているのか? 疑問が残ります。
個人的には当日、返し馬を終えてから、「パドックでは、良い意味で騙されました。変わり身を見せて王者の風格を感じる」とリポートしましたが、横山武史騎手のレース後のコメントが、「返し馬では気合いをつけた」と。
これも逆を言えば、気合いをつけなければならない状況であり、一瞬、ピリッとは見せながらも本質的には厳しかったのかも…。
しかしながら、それにしても負けすぎの走りに疑問が残りますし、今後が心配に。
体においてはダメージが少ないことを願うと共に、個人的には、当日に馬が見せていた余裕ぶりの表情が脳裏に残り、あの態度がどこからくるものであったのか? そこを今後の様子と比較しながら感じていきたい点です。
さぁ今週は乙女の戦い・桜花賞となります。
能力的な高さでは2頭に感じています。
ナミュールとプレサージュリフト。
ただプレサージュリフトにおいては、ゲートの課題&キャリア2戦&初の右回り&初の輸送競馬と、クリアしなければならない点が多すぎる状況。また追い切りでも右斜め上に頭をあげるシーンが見受けられ、ハミ受け的にも…。能力の高さでその全てをクリアできる可能性も感じますが、でも3歳の女の仔ゆえ難しさもあるのかな?
そこにいくとナミュールにおいては、前走でゲートを出た点は大きく、地元競馬。
しかも阪神JFは、休み明けの2戦目の東京を走ってすぐのGIで、心身共に厳しかった状況。もちろん、前回で権利を取らなければならない状況だったゆえ、GIからの逆算という過程ではありませんが、その点はあまり心配ないように思えます。
あとは桜花賞を目標に逆算された過程を踏んで、なおかつゲートが上手という点で総合力の高さがあるのがウォーターナビレラ。
元騎手の南井助手も、「今までで1番良い状態。追い切り後もテンションの上がり度合いが前よりも我慢がきいていて、精神面でも成長している」と。
2頭よりも前で競馬をする点や、阪神の今の馬場傾向からもチャンスあるとみていい1頭だと思えます。
それでは皆さん、桜花賞当日は競馬中継でお会いしましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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