2022年04月10日(日) 18:00 7
毎年4月の阪神開催で行われるダ1800の別定戦。テーオーケインズ、グレイトパール、ロンドンタウン、ミツバ、クインズサターンと、デピュティミニスターの血を引く馬が毎年のように馬券に絡むレースだ。
最近はアナザートゥルース、ロードブレス、ロンドンタウン、ミツバと、フジキセキの血を引く馬もよく好走している。取り上げた5頭では、バーデンヴァイラー母父フレンチデピュティがデピュティミニスターを、オーヴェルニュがフジキセキをもつ。(解説:望田潤)
オメガパフューム
ホウオウルーレットの半兄で、エテルナミノルのイトコで、母母ビューティーメイクは新潟記念3着など芝中長距離で活躍。母がゴールドアリュール×リアルシャダイで、そこにミスプロ系だからコパノリッキーとよく似た構成の配合だ。無駄肉のない体つきは母系のスタミナを感じさせ、リッキーを更に長めにシフトしたイメージ。7歳を迎えても大きな衰えはみられずダ長丁場でトップを張っているが、1800で斤量を背負って東京大賞典のようにいくかどうか。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
オーヴェルニュ
ヴォージュの下で、母ギュイエンヌはJRA3勝。父スマートファルコンはゴールドアリュールの代表産駒で帝王賞などダートの大レースを・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo