2022年04月17日(日) 18:00 19
福島で行われた福島牝馬Sは、16~20年(21年は新潟での施行)において1、2人気が勝ったことがなく、平均馬連配当7986円となかなか荒れ模様。デンコウアンジュ(4人気1着、4人気3着)、キンショーユキヒメ(7人気1着)、ウキヨノカゼ(3人気1着)、フロンテアクイーン(4人気2着)と、サドラーズウェルズの血を引く馬が毎年のように美味しい馬券になっている。取り上げた5頭でサドラーズウェルズの血を引くのは、父リオンディーズのアナザーリリックだけ。(解説:望田潤)
アナザーリリック
プライルードの3/4姉で、ポップロック、スピードリッパー、カノンコード、ペンタトニックなどの姪で、母アンソロジーはJRA2勝(芝1200)。父リオンディーズはエピファネイアの半弟でピンクカメハメハやテーオーロイヤルなどを輩出。リオン産駒だから馬群に入ってしまうとよくないが、佐渡Sは直線外に持ち出すとグイグイ伸びてゴルトベルクとモズナガレボシを差し切った。重賞を勝てるぐらいの脚はあるが、小回り福島で外一気でまとめて差せるかどうかだ。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
アブレイズ
母エディンはJRA5勝。3代母リリオの産駒に・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo