宝塚記念

2022年06月24日(金) 12:00

気になる馬たち

 先週の重賞予想は…。

 思い出すのも恥ずかしい見解。

 そんな中、唯一の救いはユニコーンSでのバトルクライを穴馬と思ったところでしたが、勝ち馬も2着馬もない状況。

 予想もさることながら、馬券の買い方の選択、これも重要だと痛感しました。

 それにしても過去7週連続で的中していたのが嘘のよう…。今週の宝塚記念は何としてでも馬券をゲットし、気持ちよく夏競馬を迎えたいもの。

 しかしそうは言いながらも、今回は先行馬が多く、その中でもパンサラッサが出走となるとペース的に特殊な流れになることは必須。

 また大阪杯で大敗となったエフフォーリアをどう見るべきか? そこもまた大きなポイント。

 個人的に大阪杯の大敗は、輸送云々というよりも1週前追い切りでの動きにハキが感じられず、それ以前とは仕上がりが違っていたように思えますし、ゲート内でのアクシデントも大きかったようにも…。また、もし仮に輸送競馬に課題があるとするならば、それこそ当日になってみなければ分からないところも。

 でも、1つだけ感じるのは当週の追い切りでの動きは良い頃に見せていた、鞍上が手綱をおさえた状態となっており、迫力が戻っている様子。それだけに期待がもてそうなケハイです。

 また牝馬のデアリングタクトにおいても、長期休み明けを叩かれたことによる上積みが見込める一方で、とはいえ大きな変化とまでは厳しいところも…。

 となると、距離に関しては少し疑問を残しつつも、阪神で行われるという点でディープボンドが魅力的。近走、長い距離を使ってはいますが、和田騎手は、「スタートも二の脚も速いタイプなので、ある程度の位置で進められると思う」と、やはり積極的な競馬を心掛ける様子。

 また状態の良さがうかがえるのがアリーヴォで、そのポイントは大きく3つ。

1.大阪杯から今回においての成長度合いが出走馬の中でも1番見込める体つき。
2.特殊な流れとなりそうだからこそ、展開&ペースをよむことに強い武豊騎手が鞍上という点が魅力。
3.梅雨の時期。仮に雨が降ったとしても問題がない。

 また担当の房野助手の、「年齢的にもまだ成長過程ではあるけど、今までの中では1番良い状態。また体ができてきたことで心にも余裕がうまれ、調教の帰り道で速歩になることがなくなった。大阪杯を60とすると今回は80ぐらいにあるように思う」とのこと。馬券の買い方はもう少し考えますが、現時点では、この2頭が気になっています。

 それでは皆さん、日曜日は競馬中継でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

netkeibaアプリで続きを読む

このまま続きを読む

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

細江純子

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

関連情報

新着コラム

コラムを探す