2022年08月20日(土) 18:00 26
「白毛馬の対戦」「逃げ馬対決」など、今年はいつもの年よりはるかに大きな注目を集める。大きなポイントは、3走前の中山記念1800mを前半1000m通過57秒6で飛ばして勝ったパンサラッサが行くレースの流れ。パンサラッサは、前走の宝塚記念2200mでも前半57秒6の猛ペースで飛ばし、早めにタイトルホルダーに並ばれながら残り200mまで粘っていた。
主導権を握ると簡単にはバテないので、おそらく前半は少し離れて追走のジャックドール、ソダシなどは、3コーナー手前あたりからピッチを上げる公算大。途中から厳しい展開になること必至だ。札幌記念が良~稍重だった最近10回の平均勝ち時計は「1分59秒94」。高速ではない。今年も土曜日は稍重でスタートした少々タフなコンディションであり、スピード能力だけでなく、スタミナの有無が問われる。
4歳牝馬ソダシ(父クロフネ)と、同じ4歳牝馬ユーバーレーベン(父ゴールドシップ)は、クビ差で1着2着してレコード決着だった札幌2歳Sを出発点に、これまで5回対戦している。スピードに勝る・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。