2022年09月23日(金) 18:00 28
オールカマーはなんだかんだで前走GI組が強いレースなので、デアリングタクトは軽視できない。3歳時の強さが印象にありすぎて近況がいまひとつに見えてしまうが、前走の宝塚記念3着は十分な成績だ。脚質的に展開には左右されるし中山が向いているかは微妙だが、地力でなんとかしてくれると期待したいところだ。
同じ前走GI好走組でもテーオーロイヤルはステイヤー色が強く、2200mはやや距離不足。その代わり自分で競馬を作れる魅力はある。デアリングタクトの差し遅れを狙うなら脚質的な見地からこちらを狙う手はある。
GI組でもクレッシェンドラヴは中山得意とはいえ・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。