2022年09月28日(水) 18:00 26
先週は3日間開催の影響で、火曜日が全休となり、いつもの坂路での調教取材ができませんでした。よって、今週の火曜日は2週ぶりの坂路だったんですが、キャンターで駆け上がってくる馬を観ていると、2週前よりも元気なフットワークを見せる馬が多いような気がしました。
これは気温が下がってきたことによって、馬が元気になっている証拠。例年なら、まだまだ残暑厳しい時期ですが、今年は台風が過ぎた後から、かなり秋っぽい気温になりましたからね。ただ、水曜日の坂路の時計を見ていると、少し時計を要している印象。こんな時ほど、ほんとに調子の良い馬が主観的にも客観的にも評価できる動きを見せているはずなので、今週から始まるGI、しっかりとウマい馬券で予想的中といきたいものです。
【シリウスS/バーデンヴァイラー】
マーキュリーCで重賞制覇、ではあるものの、アンタレスSは15着大敗でしたから、JRA重賞としては、ここで結果を出してこそ。レース間隔はあいていますが、週中にCW、週末に坂路という併用調教を課しており、前走から本格的に併用で仕上げている調教内容に変化はありません。
最終追い切りはCWでの併せ馬。ヒンドゥタイムズを追走する内容でしたが、全体時計が遅かったとはいえ、最後は楽に並びかけてという形。1週前追い切りでは目一杯に追われて、ラーゴムになんとか追いついた形でしたが、・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ