2022年10月02日(日) 18:00 25
21年ダノンキングリー2着、19年ダノンキングリー1着、17年リアルスティール1着、17年サトノアラジン2着。良ならディープ×ストームキャットが強いのが毎日王冠だ(20年は出走なし)。ちなみに母系にストームキャットを引くディープ産駒は、東京芝1800の重賞で[7-5-1-12]という成績。またディープ×ストームキャットの代表格キズナも産駒は東京芝1800での良績が目立ち、単回収値200円でベタ買いでもプラスになる。ここで取り上げたディープ産駒ではレッドベルオーブが母母父ストームキャット。(解説:望田潤)
サリオス
母サロミナはシュネルマイスターの近親で独オークス馬。本馬の他にもサラキア、サリエラ、エスコーラなどを産んでおり繁殖としても優秀だ。母系にデインヒルとニニスキが入るのはワーケアと同じで、最近は母方のデインヒルのパワーが表現されたハーツクライ産駒がよく走っている。デインヒルの影響が強く、カテドラルのようなマイラー寄りの資質とみるべきだろうが、20年毎日王冠が鮮やかだったしこの1800がベスト距離か。ベタ爪で滑る馬場は不得手。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
ダノンザキッド
ミッキーブリランテやオールザワールドの下で、母エピックラヴはヴァントー賞(仏G3・芝1850m)勝ち。牝祖アルカンドはビヴァリーヒルズH(米G1・芝9F)勝ち。母父ダンジリは・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo