2022年11月15日(火) 12:00 64
マイルCSは過去10年全頭を均等買いしたときの回収率が単複とも41%という、かなり堅いレース。穴党にはなかなかつらいレースだ。
堅いということはつまり、ファンが良いと思う要素の多い馬が素直に走っているということだ。
例えば、前走10着以下の馬を積極的に買いたいという人は少ないだろうが、前走10着以下だった馬は過去10年[0-0-0-41]と1頭も馬券に絡んでいない。
前走6~9着組は[2-0-0-27]でサダムパテックとダノンシャークが勝っているが、それでも複回収率が26%。ただでさえ低い全馬平均より低い。
前走人気で見ると、前走オープン1~2番人気は・・・
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。