今日は3歳牝馬、古馬牝馬の重賞フィリーズレビューと中山牝馬Sが行われます。牝馬だけに近走の調子をしっかりスピード指数で分析して穴馬をピックアップしたいと思います。
まずはフィリーズレビュー。スピード指数上位はアットザシーサイド、ワンダフルラッシュ、ソルヴェイグ、ボーダレス、キャンディバローズ、ソーディヴァイン(ダート)、カトルラポール、メイショウスイヅキ、ナタリーバローズ、クードラパンなど。
芝1400mで高い指数を出している馬に注目していれば結構当たることの多いこのレース。今年はソルヴェイグ。新馬勝ち後、シゲルノコギリザメなどの牡馬と互角に戦っていた点は評価できます。フィリーズレビューは内回りコース、ということもあって先行脚質が有利で過去10年、4角を2番手から4番手で回った馬は[5-3-4-27]複勝率30.8%となかなか高い。内枠からスンナリ先行できればチャンスは十分にあると思います。
次いで中山牝馬S。ハンデ戦なので、今回の斤量で調整した前走指数上位はレイヌドネージュ、アースライズ、ヴィルジニア、シュンドルボン、アルマディヴァンと愛知杯組が名を連ねます。過去指数上位はシングウィズジョイ、クインズミラーグロ、メイショウスザンナ、ノボリディアーナ、リメインサイレントなど。愛知杯はスピード指数が高く、今回馬名を挙げた中でシングウィズジョイとノボリディアーナの2頭だけが愛知杯以外のレースで出した高指数です。
ということで? 愛知杯から狙い馬を挙げていきたいと思います。まずはクインズミラーグロ。中山芝は[2-1-0-0]と相性がよいコース。愛知杯は休み明けの影響があったと考えれば今回は狙い目。次いでヴィルジニア。中山芝は初めてですが、芝1800mは[1-1-2-1]と好成績を上げている距離でもあり、直線に坂のある阪神芝で[0-1-1-2]、着外2回はチューリップ賞、忘れな草賞の4着とOPクラスでのものですし、適性さえあればチャンスはありそうです。
今日の「西田式スピード指数から見た人気馬選定委員会」は中山牝馬Sのルージュバック。ハンデ56キロは少々厳しいような気がします。それでなくても55.5キロ以上の4歳馬は2003年以降馬券になっていません。それに中山も有馬記念1回のみ。東京、京都で好走しているので、中山は向かない可能性もあります。中山牝馬Sは8枠の成績も悪いので今回は評価を下げてみたいと思います。