2022年11月30日(水) 18:00 23
先週のジャパンC。当日は東京競馬場で仕事、しかもパドックに関するセミナーの講師を務めていたこともあり、JCのパドックをじっくりと観る機会に恵まれました。◎ヴェラアズールは初めてのGIとは思えないくらい、堂々とした周回。馬体は黒光りし、内側から弾けるようなボリュームでした。これで負けたら仕方ない、そう思える状態だったことは間違いないと思います。とてもGI初勝利とは思えない、渡辺薫彦厩舎の「仕事」を堪能させていただきました。
ただ、レースは想定よりもかなりスロー。それにより馬群が固まり、最後の直線に向いた時は万事休す。それでも焦るような仕草はなく、一瞬のチャンスを待つ、R.ムーア騎手。あの騎乗がなければ、1着はなかったでしょうから、こちらも「これが仕事」と言わんばかりのエスコートでした。
【ステイヤーズS/シルヴァーソニック】
前走は天皇賞・春で落馬競走中止。そこからレース間隔があいていますが、調教量は十分すぎるくらいにこなしています。11月16日のCWでのボッケリーニとの併せ馬では先行して先着。この内容から、・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ