2022年12月29日(木) 18:00 23
14番人気ドゥラエレーデが勝利(C)netkeiba.com、撮影:下野雄規
前身となったラジオNIKKEI杯2歳Sなどの時代を含めて、今回は初の18頭立て。キャリアの浅い同士の2歳戦。素質や、現時点での能力を出し切れるとは限らない。難しい結果になることは予測されたが、GI昇格後の「単勝、馬連、3連複、3連単246万円…」などことごとくの式別最高配当が塗り変えられる大波乱だった。
クラシックを展望するレースなので、ムリに飛ばす馬は少ない。当然、スローの流れは考えられたが、ここが最多7戦目のトップナイフ(父デクラレーションオブウォー)が先手を奪って、2番手が5戦目のドゥラエレーデ(父ドゥラメンテ)。ともにキャリアを積んでいるからスムーズに折り合えた。
前後半の1000m「61秒5-60秒0」=2分01秒5のスロー。早々と日本のスピード競馬に慣れ、・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。