2023年01月09日(月) 18:00
中山金杯はロベルト5×5のラーグルフが勝った。毎年書いていることだが、この時期の中山芝2000の重賞はロベルトの血が強い。京成杯もロベルトもちが毎年美味しい馬券になっていて、22年はロジハービン(5人気2着)、ヴェローナシチー(8人気3着)、21年はテンバガー(6人気3着)、20年はクリスタルブラック(7人気1着)とスカイグルーヴ(1人気2着)、19年はヒンドゥタイムズ(7人気3着)、18年はジェネラーレウーノ(1人気1着)とイェッツト(6人気3着)。取り上げたなかではシャンパンカラーとシルヴァーデュークがロベルトの血を引く。(解説:望田潤)
グラニット
障害のオープン馬スナークスペインの甥で、母母エイシンスペインはJRA2勝、地方3勝。牝祖ネバージョオーからはカルストンライトオなどが出るが、近親に目立った活躍馬はいない。父ダノンバラードは良血のディープ産駒でロードブレス、キタウイング、ナイママ、ミシシッピテソーロなどを出し成功。母父がフサイチコンコルドだから斬れ味よりも機動力とパワーに長けた血統で、サウジアラビアRCでは大逃げで湧かせたが、本来はワンターンよりコーナー4つのほうが合っている馬だ。
距離○ スピード○ 底力○ コース◎
シーウィザード
グランアリエルやシゲルタイタンの半弟で、メジロチャンプの甥。フラガラッハ、イリュミナンス、エスティタートなども近親。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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