2023年01月15日(日) 18:00 10
中京ダ1800で行われた22年、21年、19年、18年の結果をみると、スワーヴアラミス、テイエムジンソク、アナザートゥルース、ブルベアイリーデと、リファールの血を引く馬の活躍が目立つ。インティ、モルトベーネ、メモリーコウ、スマハマの母系に入るアフリートにも注意を払いたい。中京ダ1800らしく基本は先行有利だが、穴になっているのはスワーヴアラミス(7人気1着)やアナザートゥルース(7人気2着)のような差し追い込み。取り上げた5頭でリファールの血を引くのはウェルカムニュースとハギノアレグリアス。(解説:望田潤)
アイアンバローズ
ベルモントS(米G1・ダ12F)勝ちパレスマリスの半弟で、ジャスティンパレスの3/4兄。近親にハリウッドゴールドCのレイルトリップなど。母父ロイヤルアンセムはシアトリカル産駒で芝10~12FのG1を3勝。芝長距離重賞の上位常連にすっかり定着したが、父オルフェーヴルはマルシュロレーヌやウシュバテソーロを出しているし、半兄はベルモントS勝ち馬だから、ダートもこなす血統的な下地はある。ただしダートでも1800の流れは少し忙しいかも。
距離○ スピード○ 底力◎ コース○
ウェルカムニュース
アドマイヤジャガー、グランデストラーダ、ヴォウジラールなどの下で、シンコウラブリイやハッピーパスの甥で、チェッキーノやコディーノのイトコ。父サトノアラジンは安田記念の勝ち馬で、・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo