2023年02月07日(火) 18:02 98
▲今年のジュニアCを勝利したクルゼイロドスルとミルコ騎手(撮影:下野雄規)
前々回のコラムで取り上げた、散々なスタートになってしまったという1月5日。最初の乗り鞍で落馬してしまったものの、10RのジュニアCをクルゼイロドスルで勝利。2着に4馬身差をつける完勝ぶりで将来が期待される1頭です。
そんなクルゼイロドスルとのレースを振り返り、気になる距離適性など具体的な将来の話のほか、「調教師さんのなかで僕のファンが増えてほしい!」と語るミルコ騎手と厩舎の関係性も話してくれました。
(取材・構成=森カオル)
ミルコ いや、なにか特別なきっかけがあったわけではないと思う。何年か前だけど、もともとファインニードルに乗せてもらって、重賞も勝って(2017年セントウルS)。そのあとは僕が関東を中心に乗っていたりしたから、あまり一緒に仕事をすることがなかったけど、最近はけっこう調教にも乗せてもらってますね。
──もともと乗っていたとはいえ、確かに去年、高橋義忠厩舎とのコンビが大幅に増えましたね。
ミルコ 本当にありがたいね。ものすごく助けてもらっています。クルゼイロドスルもそうだし、阪神Cではルチェカリーナにも乗せてもらって(6着)。ルチェカリーナって、イタリア語なの。だから、乗せてもらって余計にうれしかった。
──ルチェカリーナ、イタリア語で「可愛い光」という意味だそうですね。
ミルコ そうです、そうです。とにかく、なにかきっかけがあったとかではないけど、たくさん乗せてもらえるようになったのはとってもうれしいです。ずっと乗せてほしい。
▲ルチェカリーナと阪神Cで初コンビを組んだ(ユーザー提供:すずさん)
──高橋義忠調教師は、ミルコさんから見てどんな方ですか?・・・
ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。