2023年02月14日(火) 18:03 141
▲小牧太騎手と小牧加矢太騎手の親子対談が実現!(撮影:桂伸也)
今週からお届けするのは、『太論』新春スペシャル対談! ついに、加矢太騎手との親子対談が実現しました。加矢太さんには、2017年にも一度登場していただいていますが、当時は乗馬クラブに勤務しながら障害馬術に打ち込んでいた時代。現在はご存じの通り、ジョッキー×ジョッキーの立場となりました。子供時代の秘話から現在に至るまで、お二人にたっぷりとお話を伺いながら、小牧親子の歴史とそれぞれの思いに迫ります!
(取材・文:不破由妃子)
──この度、ついに親子対談が実現しました。小牧さん、加矢太さん、よろしくお願いします!
太・加矢太 お願いします。
太 ああ、早くビールが飲みたいわ。
──もう少々お待ちください(笑)。去年はお互いに騎手という立場で初めて一年を過ごしたわけですが、加矢太さんの活躍は、小牧さんの期待を上回るものだったのではないですか?
太 いや、そんなことないよ。なんせ上手やからね、一年目から活躍すると思ってた。僕としたら、もっとポンポン勝てるんじゃないかなと考えていたくらい(笑)。でも、やっぱり厳しいよね。レースを見ていても、みんな厳しく回ってくるもんね。
▲「一年目から活躍すると思ってた」(撮影:桂伸也)
──3月スタートで9勝。障害リーディングでも5位につけて。加矢太さんご自身は、昨年をどう振り返りますか?
加矢太 時間の流れが速すぎて、本当にアッという間の一年でした。「思い出は?」と聞かれても、すぐには答えられないくらいにいろいろな経験をさせてもらって。成績に関しては、10勝までいきたいなという思いがあったんですけどね。でも、今シーズンに入ってから、ちょっと見方が変わって。
──というのは?
加矢太 今年は最初にひとつ勝つことができたんですけど、小倉開催が始まってからは、なかなか上手くいかないことが多くて。そんな現状を思うと、改めて初年度からよく9つも勝ったなぁと思うようになりました。まぁ親父はもっと勝てると思っていたみたいですけど(苦笑)。
──私は正直、競馬的な要素でもうちょっと苦戦するのかなと思っていたんですけどね。そのあたりも、一戦ごとに着々と収穫を得ていったように思います。
加矢太 いや、苦戦していますよ。もう激しく苦戦中(苦笑)。
太 それは仕方がない。なんせ・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。