【ユーザー質問】「ユーバーレーベンにとってはよかったのかも」寂しい気持ちを堪え、引退したパートナーへ贈る言葉

2023年03月14日(火) 18:02 266

ミルコレビュー

▲引退するユーバーレーベンについて(撮影:桂伸也)

先日引退が発表されたユーバーレーベン。2020年の阪神JFから2年以上をミルコ騎手と共に戦ってきました。

"うるさくて" "気が強くて" "わがままな"彼女との思い出や、お母さんになる今後の期待について語ってくれました。

(取材・構成=森カオル)

Q「デムーロ騎手、はじめまして! どうしてもお聞きしたいことがあり、質問を送ります。 先日、ユーバーレーベンが屈腱炎で引退、繁殖入りとなりました。ずっとファンだったのでとても寂しいです。 2021年のオークスをはじめ、多くのレースで手綱を取ったデムーロ騎手から見て、彼女はどんな印象の子でしたか? 思い出などあればぜひお聞きしたいです」(ハバネロさん)

ミルコ つらいなぁ、ホントに…。前走のAJCCでやっといい競馬を見せてくれて、これならまだまだ頑張れそうと思ったばかりだったのに。金鯱賞に使う予定で、すごく期待してた。

──そうですよね。AJCCの直線は見せ場十分でしたから。

ミルコ そうです。だから、引退を知ったときは、「あぁ…」って。ただ、屈腱炎は大きなケガとは違う。競走はできないけれど、お母さんにはなれるからね。お母さんになるには、ちょうどいいタイミングだし、ユーバーレーベンにとってはよかったのかもしれないと思うようにしました。僕はすごく寂しいけれど、彼女には次の舞台があるから。

──2021年のオークスは、ミルコさんにとってすごく思い出深いレースですよね。

ミルコ 思い出、いっぱいあるね。直前にイタリアの友達が事故で亡くなって・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

質問募集

このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。
あなたからコラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。

ミルコ・デムーロ

1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

関連情報

新着コラム

コラムを探す