2023年04月16日(日) 18:00
22年の公式レースラップは12.9-11.6-11.4-11.8-12.5-12.6-12.8-11.6-11.4-11.8。21年は12.5-11.4-11.3-12.1-12.9-12.8-12.6-11.3-11.0-11.5。近2年は中だるみ→上がりのケイバで前残りに。22年勝ち馬エリカヴィータは父キングカメハメハと母父フジキセキを通じてミルリーフ≒ミリセントの3/4同血クロス5×5をもち、この影響で脚長で東京で斬れるタイプだった。20年2着ホウオウピースフルは母がキングカメハメハ×フジキセキで、他にもスライリー、ユーバーレーベン、フアナなどミルリーフをもつ馬はよく馬券に絡んでいる。取り上げたなかでミルリーフをもつのはイングランドアイズとティファニードンナ。(解説:望田潤)
イングランドアイズ
ドンナセレーノの半妹で、オーケストラの姪で、母ヌーヴォレコルトはオークス馬。牝祖ファーガーズプロスペクトからはゴッドインチーフやミューチャリーが出る。父キングマンは8戦7勝の名マイラーで欧年度代表馬。日本ではシュネルマイスターやエリザベスタワーなどが活躍。ハーツクライの肌だからマイラー種牡馬との配合はセオリーだし、細身で脚長でいかにも東京で斬れそうな中距離馬。クイーンC4着はメンバーも時計もハイレベルでここなら威張れる。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース◎
ソーダズリング
マジックキャッスル、ソーヴァリアント、ソーグリッタリングの3/4妹で、母ソーマジックはアネモネSに勝ち桜花賞3着。母母スーアは伊1000ギニー(伊G2・芝1600m)勝ち。ハーツクライ×シンボリクリスエスはベルラップやカフジプリンスと同じ。兄姉たちとの比較では・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
プロフィール
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