2023年04月27日(木) 12:00
芝・3000m以上の重賞はステイヤーズS・ダイヤモンドS・阪神大賞典・菊花賞・天皇賞春と番組が多くなく、3000m超への適性を見抜くのはそう簡単なことではない。むしろ、日本の競馬においては若駒時から、ダービー・オークスといった芝2400mへ適応させた能力を身に着けるための折り合い力を鍛えていることから、実は芝2400mであろうが芝3000m超であろうが実は求められるモノはほぼ変わらないと見ている。
しかしながら、普段の重賞においては細かいポイントが予想の肝になっている日本の競馬予想においては、芝3000m超という点が過度にフォーカスされすぎていて、特に「強い馬を強い」と評価されにくく、人気馬にはアラ探しを、人気薄馬には良いところ探しを…が基本形の様になっているGI路線においては、3000m超への対応という「未知」である点を「人気なら軽視」「来たらしょうがない!」という解釈の着地点にしやすい。
そういった解釈の結果、日本競馬においてめったに出現しない「強い馬=儲かる馬」という現象が起こりやすいのが、この天皇賞・春の特性だと見ている。
特に今年は、新装・京都競馬場ということで、京都競馬場の馬場コンディションやコース形態からの分析がなされる可能性が高いが、数レース見ただけではおそらく正しい意味で特徴を掴むことは難しく、「いくつかの偏りが誤った傾向である」と判断されてしまう可能性が高い。
そのため、例年以上に「強い馬=儲かる馬」になる可能性があると見ている。
では強い馬とはどのように見つけるのか…という点だが、・・・
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メシ馬
1992年生まれ。祖父が馬主だったため幼い頃から競馬に触れる機会が多かったが、2013年の安田記念をハズしたことをきっかけに馬券の研究を始める。2016年から競馬予想家としての活動を開始し、同年9月に雑誌「競馬王」にて紙面デビュー。競馬魂(フジテレビ ONE TWO NEXT)への出演、ならびにDMMオンラインサロンにて「絶対に負けたくないから始める競馬サロン」を主宰。著書に「絶対に負けたくない!」シリーズなど。
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