2006年05月24日(水) 23:50
桜花賞が安藤勝己、皐月賞が石橋守、そしてオークスが本田優と、今年のクラシックはベテラン騎手がここまで勝ってきました。ならばダービーもと、思いたくなります。
何かしら、その年はその年なりのひとつの流れを探るのも面白いもので、オーソドックスな検討の合間にやってみたらどうでしょう。決心がつかないときの決め手になることがあります。さて、今年はどうでしょう。
桜花賞馬キストゥヘヴンは6番人気、これを受けた皐月賞は、6番人気メイショウサムソンが勝ちました。何故かこれは予測していました。
オークス、この6番人気はニシノフジムスメ。結果は5着に終わっています。そして勝ったカワカミプリンセスは3番人気でした。
強いて皐月賞との関連を探ると、メイショウサムソンもカワカミプリンセスも、デビュー戦から同じ騎手が騎乗しているという共通点がありました。
ここで去年のダービーを思い出してください。ディープインパクト、インティライミ、シックスセンスと上位3頭いずれも、同一騎手がデビュー戦からずっと手綱を取ってきた馬たちでした。去年はこのケースの出走馬は18頭のうち4頭のみで、そのうち3頭で決着したのです。この捜し方はいつもやっていることで、3連単は狙いやすいダービーでした。もちろん、今年もこれで考えてみます。
出走予定馬の中、トーホウアラン、マルカシェンク、マイネルアラバンサ、トップオブツヨシなどが、ずっと同一騎手で戦ってきた馬たちです。これに皐月賞馬も加わり、ちょっと面白い顔ぶれではありませんか。
あとは、5年続いていた1番人気馬の勝利が、今年のダービーではどうかという取捨選択が残されていますが、ここまでのクラシック3戦とも、本命馬は敗戦を喫しています。迷ったらこの考え方、是非参考にしてみてください。もう少し、何かあるかもしれませんが。
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長岡一也
ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。