2023年05月22日(月) 18:00 23
オークスで二冠を制したリバティアイランド(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規
驚愕の桜花賞も強烈だったが、リバティアイランド(父ドゥラメンテ)のオークスは早くも名牝の歴史に名を連ねる勝ち方だった。
競走馬資源の乏しかった遠い時代には、大差勝ち、10馬身差の記録も残っているが、現在とほぼ同じような形態になって以降は、1975年に桜花賞を大差で勝った伝説のテスコガビー(父テスコボーイ)が、オークスを8馬身差で勝った。
ほかにこの半世紀のあいだに1980年のケイキロク(父ラディガ)と、2012年の3冠牝馬ジェンティルドンナ(父ディープインパクト)がともに5馬身差で勝っているが、全体のレベルが高くなっている現代のオークスで「6馬身差独走」は、長く語り継がれることになりそうである。
2019年にラヴズオンリーユー(父ディープインパクト)の記録した・・・
柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。