2023年05月30日(火) 18:00 0
皐月賞2着から逆転したタスティエーラ(撮影:下野雄規)
『ウマい馬券』で活躍するプロ予想家たちの“思考回路”に迫る「予想の頭脳」。今回取りあげるのは、牝馬クラシック第2弾のオークスです。圧倒的な人気の桜花賞馬が完勝した一戦で、はたして、どのようなアプローチで40万円超のリターンに成功したのか。その“頭脳”に迫ります!
最初に紹介するのは、「ラップギア理論」の岡村信将氏です。
まずは、「日本ダービーは強い馬ではなく『強いと思われていた馬』を狙うべき稀有なレース」と持論を展開します。つまり、「前走の着順よりも、前走人気のほうがずっと重要」という“レースの本質”から予想をスタートさせたのです。
それを踏まえつつ、本命に推したのが4番人気優勝のタスティエーラでした。今年の皐月賞が「前半5ハロン58秒5は重馬場であること考えると 結構とんでもないハイペース」だったなか、「皐月賞の上位3頭(人気馬)で、一番厳しい競馬を強いられた」ことを高く評価します。「ゴール前の脚色は比較にならないぐらいソールオリエンスのほうが優っていた」と皐月賞馬の強さを認めつつも、「展開や馬場、抜け出すときの脚の速さを考えるとタスティエーラの存在も際立ってきます」とダービーでの逆転を読み切ったのです。
そして馬券は、◎タスティエーラの単勝にオールイン。8万3,000円の払戻金を獲得しました。
予想結果はこちら。つづいては、「穴馬券ソムリエ」で人気の競馬Youtuber・しろ氏です。
こちらは、6番人気3着のハーツコンチェルトを狙いました。最初に強調したのが新馬戦で見せた能力で、「2.01.6という時計でかつ、ラストは流して上り33.9にまとめたのは相当なもの」と評価したのです。そして、「距離の短い東スポ杯。向いていない中山。賞金加算を目論んだが合っていない阪神コース」と連対を外したその後の3戦をジャッジ。一方、今回と同コースだった前走の青葉賞2着を、「器用ではないので内枠でむしろ頑張ったと褒めたい」と称え、「今回は外目の枠を引くことができたし舞台適性は高い」と逆転に期待しました。
さらに、勝ったタスティエーラと2着ソールオリエンスにも重い印を回すと、▲○◎で的中。ワイド19.7倍と8.2倍を2,000円購入しつつ、3連複47.0倍も500円重ねたのです。
予想結果はこちら。