2023年06月16日(金) 12:00
先週の日曜日に行われた重賞は、横山兄弟の手腕が光る内容でしたね。
まずは函館SSですが、開幕ということもありキミワクイーンの外枠は完全に不利な状況に思われましたが、終わってみればかなりのハイペース競馬に。
それだけに、前半ジッと構えリズムを大切にした武史騎手の判断が光りましたし、これまでとは違う一面を見せての勝利だったようにも感じ、成長も感じる走りでした。
そして成長と言えば、ジャスティンカフェ。
当日のパドックでのデキの素晴らしさを感じましたが、騎手が乗ってからはテンションが上がる状況に心配となりましたが、初コンビとは思えないほど折り合いのついた返し馬と道中の内容には驚かされるものでした。
ここに至るまでの陣営の丁寧な調整に加え、和生騎手のソフトなコンタクトが光る1戦にも思え、今後のさらなる活躍が楽しみとなり勝利でした。
馬券の方ですが函館SSはサッパリ、エプソムCはチョイプラスではありましたが、共に穴と思ったカイザーメランジェが12番人気4着。レクセランスが16番人気4着に。
特にレクセランスにおいては複勝を押さえていただけに興奮しましたが、木幡巧也騎手が、終始、気を抜かせない騎乗を道中心掛けており、初コンビとは思えない非常に魅了される騎乗振りに映りました。
パドックでの馬の様子も良く映りましたし、次走も要チェックです。
さぁ今週はマーメイドS。荒れる傾向にあるレースですが、その要因はハンデ&梅雨の時期&内回りの2000にあるように思います。特に阪神2000mは最初の直線の入り口が短く、最後は坂があるものの350m。コーナーリングを考えても、イメージ的に後方からは厳しい印象で、どちらかというと内目の枠で立ち回りの巧さを武器とする馬。
ただ今年に関しては頭数が例年より少ないこともあり、その点において有力所の追い込み馬はマイナス面が少なくなったように思えます。今回で言えばビッグリボン。
鞍上も前走を踏まえての騎乗となりそうですし、期待がもてると感じます。
またストーリアにおいては坂井瑠星騎手と手が合いそうな気がしますし、折り合い面に課題がありそうなので内目の枠に入れば魅了されるサンカルパ、あとは前に行きそうなヒヅルジョウあたりまでが現時点で気になっています。あとは枠発表を見て、決めたいと思っています。それでは皆さん、また次週お目にかかりましょう。ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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