2023年07月12日(水) 18:00 21
今週は函館競馬場で重賞。土曜日が2歳、日曜日が古馬ということで、函館は賑やかになりそうですね。それにしても難しそうなのが、函館記念。今年は3勝クラスを勝った馬がたくさん出走、人気にもなりそうですが、過去の函館記念で前走条件戦というのはあまりいないんですよね。このあたりをどう判断するか。
調教予想の基軸にするものも、どれがいいか、すごく悩んだんですが、過去3年の3着以内好走馬の調教内容を吟味。3つのファクターを重視することにしたので、ウマい馬券でもそれを基本にした予想を展開するつもりです。
【函館2歳S/ロータスワンド】
デビュー前から中竹和也調教師が「函館血統だからね」と話していましたが、それできっちり答えを出すんですから、この馬に携わる方々はさすがだなという感じ。この血統らしく、前傾ラップで押し切るレースですから、やっぱりこの形がいい血統という感じなのかもしれません。
前走は函館競馬場に入ってから、函館W、函館芝での追い切り。この中間は函館W中心の追い切りになっていますが、時計はあまり出していません。もともとスピードがあることは分かっているので、このパターンでもいいのかなと思ったりもします。ただ、半兄ビアンフェは中2週でしたが、1週前追い切りが函館Wで4F50秒台と速い時計をマークしていました。もちろん、あくまで兄の好走パターンですから、参考程度なのかもしれませんが、ちょっと気になるかなと思います。・・・
井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ