2023年08月06日(日) 18:00 24
関屋記念といえばサトノアーサー、ミッキーグローリー、プリモシーンと、サーアイヴァー~サーゲイロードをクロスするディープインパクト産駒が上がり32秒台で差し切るイメージだった。ディープ産駒の出走が少なくなって、ここ2年はウインカーネリアン(スクリーンヒーロー×マイネルラヴ)、ロータスランド(ポイントオブエントリー×スキャットダディ)と、母父に軽いスピードが入る先行型が番手抜け出しで勝っている。カラテやダノンザキッドの鋭さではまとめて差し切るところまでいかない、という見方もできるか。(解説:望田潤)
エターナルタイム
クロノメーターやパッシフローラの姪で、母マジックタイムはダービー卿CTとターコイズSの勝ち馬。母母タイムウィルテルはフローラS2着。牝祖クリスザレディーからはゲシュタルトやクリスザブレイヴなどが出る。ロードカナロア×ハーツクライはケイデンスコール、トロワゼトワル、ヴァルディゼールなどが出るニックスで、本馬もここまで7戦4勝と順調にオープン入り。ナスペリオン的ストライドで差すマイラーで大箱向きだが、平坦より坂コースがベターか。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○
コンシリエーレ
エスメラルディーナの半弟でアリーヴォの叔父。父ドレフォンは北米チャンピオンスプリンターでジオグリフやデシエルトなどを輩出。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo