2023年09月12日(火) 18:01
▲まずは近況報告から(撮影:桂伸也)
先週、56歳のお誕生日を迎えた小牧騎手。「もうじき還暦ですやん」と笑いながらも、仕事に対するモチベーションはめちゃくちゃ高そう! というのも、自身の名前が入った“アノ馬”がいるから…。今週の『太論』では、デビューに向けて日々頑張っているダブルフトシの近況を中心にお伝えします!
(取材・文=不破由妃子)
──日曜日は、ワンダーブレットの調教に騎乗されていましたね。
小牧 うん。帰ってきたよ。まだだいぶ太いけどね。丸々してるわ。まぁ元気な証拠やし、今日も乗ってきたけどいい感じです。ガンバルフトシにも毎日乗ってますわ。スタートもけっこう速くて、ゲート試験も一発で受かってね。でも、こっちもまだ太いというか、太鼓腹や(笑)。川須がガンバルフトシを見て、厩務員さんに「小牧さんみたいなビール腹ですね」って言ってた(笑)。
──川須くん、ウケる(笑)。
小牧 背中の感じだと、ダートの1200mとか1400mとか短いところやな。でもね、これから絞れてきたら、ちょっと走ってくるんちゃうかなという気配はある。なんせスピードがありそうやからね。まぁあんまり期待するとね、走らんかったときにガックリくるから。人間側がイレ込まんようにせんと…と思いつつ、すごく楽しみにしてるんやけどね。
──大橋厩舎付になっているウインディーパレスはどうですか?
小牧 乗りました。現時点で520キロか530キロか…もっとあるかもしれん。
──デカい!
小牧 そうやねん。ゲート試験も受かったんやけど、レースに使うまではまだ1カ月以上掛かるなと思ったから、一度宇治田原(優駿ステーブル)に出すことにして。宇治田原はリニューアルをして坂路も長くなっているし、そこで乗り込んでもらいます。素質云々はそれからやね。でもね、めっちゃ素直でおとなしいよ。
──確かガンバルフトシもおとなしいんですよね?
小牧 そう、ガンバルフトシもめっちゃおとなしい。一回も暴れたことがない。今日も全休明けなのに、前でほかの馬がひっくり返ろうが何をしようが、ひとつも暴れないもんね。すごく素直やし、古馬より落ち着いてるわ。なかなかおらんよ、あんな2歳馬は。それでいて、ゲートに入るとピリッとするねん。すごくかわいいですよ。ホンマにかわいい。これで走ったら言うことないなって毎日喋ってんねんけどね。フトシだけあって、僕に似ておとなしいんかなーと思いながら・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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