2023年09月20日(水) 18:01
▲今回のゲストは永島まなみ騎手!(撮影:桂伸也)
今回のゲストは初の女性ジョッキー、永島まなみ騎手! 今年すでにキャリアハイの27勝をマークし、春には福島リーディングを獲得、夏の小倉最終週では4勝を挙げる活躍を見せるなど、その勢いには先輩ジョッキーも競馬関係者も大注目。
まなみ騎手ご本人は「まだまだ技術不足」と謙虚ですが、佑介騎手いわく、デビュー当初と比べて“ブレずにしっかり追ってくるようになった”そう。これまでの経験から何を学び、何を掴んだのか。デビュー3年目を迎えたまなみ騎手の、“変化”に迫ります!
(取材・構成=不破由妃子)
──今回のゲストは、女性ジョッキー初となる永島まなみ騎手です!
永島 よろしくお願いします。私、口下手なので、上手に話せるかどうか…。女性ジョッキーのみなさんと一緒に取材を受けたことはあるのですが、先輩ジョッキーとのこういった対談は初めてなので、すごく緊張しています…。
──大丈夫ですよ。佑介さん、優しいから。とはいえ、普段はあまり交流がないそうですね。
佑介 そうですね。同じ競馬場で乗る機会も限られているし、同じ厩舎の馬に乗ることも少ないし…。一緒になるのは、年明けの小倉くらいかな。
──なにしろ年が離れていますからね。佑介さんがデビューしたとき、まなみさんはまだ1歳(笑)。
佑介 怖い(苦笑)。でも、確かにそうか…。俺が2004年デビューで20年目だから、今年デビューした子たちが生まれる前から競馬に乗ってるんだ。
永島 そうですね(笑)。私が2002年生まれなので。
佑介 ジョッキーのなかでも若手と交流があるほうだと思っているけど、17期も下だとなかなか…。俺の17期上というと、(武)豊さんとか蛯名(正義調教師)さんだからね。どうしたって直接的な絡みは少なくなる。
──確かにここまで年が離れると、よほどのきっかけがないと。
佑介 ですね。共通のジョッキーと仲がいいとか、同じ厩舎の馬によく乗っているとか、エージェントが一緒とか、そういうきっかけあれば別ですけどね。ある程度の年齢になると調教に乗る数も減ってくるので、調教スタンドで会うことも少ないし、同じ競馬場で乗っていたとしてもジョッキールーム自体が違うし。
永島 でも、同じ競馬場で乗っているときは、佑介さん、よく声を掛けてくださいますよね。自分では気づかないようなことをポッとアドバイスしてくださったり。
佑介 気づいたことがあれば言うようにはしているけど、俺に限ったことじゃなくて、関西は割とみんなそうじゃない? “教えたがり”が多いから(笑)。・・・
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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。
藤岡佑介
1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利をマーク。2018年には、ケイアイノーテックでNHKマイルCに勝利。GI初制覇を飾った。
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