2023年09月24日(日) 18:00 16
4年ぶりに阪神ダ2000で行われるシリウスS。最近の阪神ダ2000のオープン競走の結果をみると、デピュティミニスター(メイショウフンジン、グレートタイム、ヘラルドバローズ、アルドーレ)、ロベルト(ショウナンナデシコ、マイネルユキツバキ、ヒストリーメイカー、ヘラルドバローズ、クリンチャー)、キングカメハメハ(ウシュバテソーロ、メイショウフンジン、グレートタイム)、オルフェーヴル(ウシュバテソーロ、ショウナンナデシコ、アルドーレ)などの血を引く馬の活躍が目立つ。(解説:望田潤)
ヴァンヤール
母ブライトエルフは地方2勝、JRA1勝(ダ1800)。母母スウィートエルフはJRA6勝のオープン馬。牝祖マイエルフは福島記念の勝ち馬で、京王杯AH2着馬エアリアルの母。父タートルボウルはジャンプラ賞(仏G1・芝1600m)勝ち馬でアンデスクイーン、タイセイビジョン、ヴェントヴォーチェなどの父。母父ブライアンズタイムの影響も強いダ中距離馬で、晩成血統らしく使われながら着実に力をつけてきた。アンタレスS2着の内容からも阪神2000は合いそうだ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
キリンジ
レイメイの半弟でエアソミュールの甥。母母エアラグーン(JRA1勝)はエアシャカールの全妹。エアメサイア、エアスピネル、エアシェイディなども近親のおなじみアイドリームドアドリームの牝系。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo