2023年10月01日(日) 18:00
毎日王冠は良ならディープ×ストームキャットが強いと毎年のように書いてきたが、ここ3年はハーツクライ産駒サリオスが2勝し、ジャスタウェイ産駒ダノンザキッドとジャングルポケット産駒サンレイポケットが3着と、ハーツクライ系が上位を賑わせている。過去5年1人気は[5-0-0-0]で、2着馬の人気も3、2、4、2、3、手ごろな頭数とマギレの少ないコースで順当決着に。牝馬は過去10年で5頭が出走し[2-1-0-3]。ただし1800m以上に勝ち鞍がない馬で毎日王冠を勝ったのは、皐月賞2着サリオスと弥生賞2着シュネルマイスターだけ。1800m以上を走ったことすらないソングラインは距離を克服できるか。(解説:望田潤)
ウインカーネリアン
ウインルチルやウインシトリンの半弟で、母コスモクリスタルはJRA4勝(芝1200)。母母クリスチャンネームは函館3歳S3着。アウトブリードの母にノーザンダンサー4×4とヘイルトゥリーズン4×4をもつスクリーンヒーローが配されてメリハリのきいた配合だ。「父中距離×母短距離」の先行型マイラーで、東京新聞杯は平均ペースで逃げ1分31秒8で走破。1800だと道中もう少し緩めたいところだが、この相手で上がりのケイバにするとそれはそれで分が悪い。
距離○ スピード◎ 底力○ コース○
エルトンバローズ
ドグマやカバーガールの下で、グランプリゴールドの甥でダノンプログラマーのイトコ。母母ニュースヴァリューはJRA6勝のオープン馬。・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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