2023年11月05日(日) 18:00 10
4年ぶりに京都で行われるデイリー杯2歳S。芝外1600でディープインパクト産駒(レッドベルジュール、カツジなど)の斬れ味やダイワメジャー産駒(アドマイヤマーズ、メイショウショウブなど)のスピードが優勢だったが、ストームキャット(レッドベルジュール、ハッピーアワー)やブラッシンググルーム(ウイングレイテスト、メイショウショウブ)などの血にも注。あとジャンダルムやジューヌエコールなど後々スプリンターに完成するような馬でも、2歳時はまだ筋肉がつききっていないのでマイルをこなす、というケースはありがちだ。(解説:望田潤)
カンティアーモ
パルティアーモやマグナレガーロの半妹で、母リビアーモはJRA6勝(芝1400~1600)のオープン馬。母母ラトラヴィアータはサクラバクシンオーの全妹で、孫にアルフレードやフィリアプーラがいる。父エピファネイアはジャパンCと菊花賞に勝ち、エフフォーリアやデアリングタクトなどを輩出し成功。初戦は1800をうなりながら先行してレコ勝ち。長手の体型のエピファネイア産駒でいかにも大箱向きの中距離馬だが、気性でマイルに対応してしまうかも。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
クリーンエア
母母フォレストエアリスはソロリティS(米G3・ダ6F)勝ち馬。近親にFJドフランシス記念ダッシュS(米G1・ダ6F)のワイルドキャットヘアー。・・・
望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo