2023年11月06日(月) 18:00
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにエリザベス女王杯出走予定馬の中から13頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
シンリョクカ
美浦・竹内正洋 牝3
▲11月1日撮影(c)netkeiba.com
前走はスローペースの上がり勝負で伸び切れなかったが、これは体調うんぬんではなく流れと展開によるものだろう。ここまで大事に使ってきたことで確実に成長を遂げ、前走の20キロ増はほぼ成長分。尻高体形で前が強く見えるが、トモは凝縮して丸みは十分。あばらを見せて筋肉の質感も上々で引き続き体調は良さそうだ。しぶとさが生きる流れで浮上する。
ライラック
美浦・相沢郁 牝4
前走の府中牝馬Sは自己最高体重で3着と好走。今回も前腕、トモともにボリュームがありふっくらと保てているのは好材料だ。また1週前追いもなめらかな走りで好気配。状態は高いレベルで安定している。強じんな末脚がこの馬のストロングポイントだが、短めのつなぎは寝気味でクッションがあり時計の掛かる舞台がベスト。今の京都コースならひと雨欲しい。
ルージュエヴァイユ
美浦・黒岩陽一 牝4
瞬発力よりは持続力が持ち味のジャスタウェイ産駒だが、当馬は胸囲が狭く脚の長い華奢なシルエット。東京コース限定とは言え速い上がりをマークしている異色型だが、これは余分な脂肪がつかない体質も関係している。600mはしっかりとした脚が使える印象があり、外回りとはいえ京都芝二二の対応がポイントだろう。薄手でもトモに丸みがあり好調キープ。
アートハウス
栗東・中内田充正 牝4
父産駒は、筋肉隆々で長く脚を使える馬が大成している印象。・・・
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