2023年11月12日(日) 18:00
東京芝1800で行われる2歳重賞。21年の勝ち馬イクイノックスはダービー2着、19年の勝ち馬コントレイルと17年の勝ち馬ワグネリアンはダービーを勝っており、皐月賞以上にダービーにつながるクラシック登竜門だ。ディープ産駒がいなくなってからはトニービンもちが強いレースで、近3年の1〜3着馬9頭のうち、ジャスタウェイ産駒のガストリックとダノンザキッドとテンダンス、ハーツクライ産駒のダノンザタイガーとハーツコンチェルト、ドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーとジュンブルースカイ、そして母母父トニービンのイクイノックスと、実に8頭がトニービンの血を引いている。(解説:望田潤)
サークルオブジョイ
ラフィアンS(米G2・ダ8F)勝ちヴォールトの甥で、母マースはロデオドライヴS(米G1・芝10F)勝ち馬。父コンスティテューションはフロリダダービー(米G1・ダ9F)やドンH(米G1・ダ9F)に勝ったタピット産駒でティズザローなどを輩出。母父コロネルジョンはトラヴァーズS(米G1・ダ10F)などに勝ったティズナウ産駒。血統的にはダートのほうがと思わせるが、阪神外1800をストライドで差し切り新馬勝ち。大箱向きだが、上がりが速すぎると鋭さ負けの心配が。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○
シャンパンマーク
シャンパンカラーの半弟で、クイーンメアリーS(英G2・芝5F)勝ちシーリングキティの甥でキーダイヤのイトコ。牝祖バルドウィナはペネロープ賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬で、産駒にジュエラーやワンカラット、孫にワントゥワンがいる。母父レックレスアバンダンはミドルパークS(英G1・芝6F)に勝ったダンジグ系のスプリンター。デビュー戦は2000の超スローを好位抜け出しで完勝。ストームキャット3×4で、長いところよりはこの1800がいいだろう。
距離◎ スピード○ 底力○ コース○・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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